PR

< ある公爵夫人の生涯 >(テレビ視聴)

これはデヴォンシャー公爵夫人ジョージアナの話。
ジョージアナといえばあれですよね、ゲインズバラによる肖像画で印象的な人。
肖像画では性格が悪そうだが、この人が笑えば、さぞや魅力的だったことだろう。

それをキーラ・ナイトレイが演ずる。
わたしは彼女が好きで(コスチューム物限定……かもしれない)実にぴったりだと思って見ていた。
美人だし、役柄に求められる気品も現代娘にしてはクリアしている。
安心して見られます、こういう類の映画は。

それだけに、話は淡々と……淡々すぎるほど地味に進んでしまったかな?
まあ立ち止まって考えれば、デヴォンシャー公爵の性格形成とか、
親友エリザベスの境遇に思いを馳せるとか、色々考えるところはあるかもしれないけど、
そういうことを考えさせるには至らなかった作りかなあ。
まあわたしの見方が適当なせいかもしれんが。

へー、あのグレイさんはあのアールグレイのグレイさんなんですかー。
ってーか、映画ではとても伯爵には見えなかったですよ。
単に平民の男の人かと。子供を受け取りに来たおっさんがグレイ将軍と呼ばれていたので
びっくりしたくらいで。(それにしてもなぜ荒野で受け渡し?)
でもまあ冒頭、若い者がいちゃいちゃしている場にいる段階で貴族は貴族か。
でもジョージアナとか公爵とか比べると貴族度全くなし。もっと貴族っぽい役者でも良かったかも。
衣装さん、もうちょっといい服を着せてやれ。
ちなみにこれが多分グレイさんの肖像画。

そりゃ無理ですよ。ああいう取り扱いをされて「愛されている」と気づけというのは。
っていうか、どんなにどんなにどんなに不器用に愛していたとしても、
……妻の親友に手を出す段階で、何寝言言ってるんだ、このボケ!という感じですね。
一時の気の迷いだと謝るのならともかく……その後も妻妾同居を強要するなど、
単なるDV男でしょう。騙されるな!

映画でこう描かれて、キャヴェンディッシュ家では抗議したんだろうか。
ジョージアナの賭け事好きは描かれてたけど、借金については描かれてませんでしたね。
映画では、総じてジョージアナを理想化している。もっとスキャンダラスな印象がある女性だ。
キーラ・ナイトレイが演ると、憎々しさはなかなか出ないかもしれないなー。

人物としては、親友エリザベスが一番面白味のある描かれ方。
打算もあっただろうし、……でもジョージアナのことも好きだったかもしれないし、
公爵のことも、やはり愛していたのかもしれない。
いや、やっぱり駄目だ。いくら愛していたとしても、親友の旦那は駄目だ。
愛という名に騙されるな!

ある公爵夫人の生涯 スペシャル・コレクターズ・エディション  [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2009-09-25)売り上げランキング: 62430

コメント